8日目 あこがれの地ブルゴーニュ

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ホテルで朝食を取り、荷造りを済ませてチェックアウトまで近くのプランタンへ必要なものを買いに行くことにした。だんなさんは銀行へ行くので別行動に。数日前から髪がパサパサするのでヘアケアコーナーでムースを物色。さすが美容の国、種類は多いです。しかしフランス語でしかボトルに表示が無いし、どれが良いのか分からず。近くにいた店員に「英語分かります?」と声かけてみたら分からないよう。すると彼女、英語分かる方いらっしゃいますか?というようなことを周りに呼びかけてくれ、2〜3人の女性客が集まって来た。私の髪に触って「あなたには・・うーん、これが必要なんじゃないかしら?」「いや、これじゃない?」みなさん親切です。あと店内をぶらぶら。ソルドになっていて色々欲しくなってしまいます。
時間になったのでホテルへ。両親とはパリで合流するまで別行動です。(両親はあと1泊リヨンで滞在、その後一足お先にパリ入り)
バタバタと荷物をまとめてチェックアウト、タクシーでペラーシュ駅へ。ボーヌまでは在来線を使って移動です。途中、車窓にぶどう畑が見えて来ると、どこの畑だろうと地図を見たりして。30分ほどでボーヌに到着。駅に降り立つとひなびた田舎の風情。さっき降りた人たちはどこへ行ってしまったのか・・人の気配すら感じられない。ふと見るとタクシーが1台だけ停まっていたのでそれに乗り込む。

今日から2泊するのがオステルリー・ド・ルヴェルノワ(Hostelrie de Levernois)。ボーヌ市内から車で10分ほどの小さな集落というか住宅街のようなところにある。入り口のゲートをくぐって敷地内の森を抜け、小川のせせらぎを見ながらタクシーは進んで行く。この雰囲気。期待が高まります。
メインビルディングで一旦停車、私たちの部屋は別棟の方なのだが、早くに到着してしまったようで準備出来るまでお待ち下さいとのこと。荷物を預けて庭園を散歩することにした。芝生の庭園を囲むように大木がそびえる林があって、そこを歩いているとさながら森林浴のよう。テニスコートもあったり、また離れたところにゴルフコースもあるらしい。のんびりできるところのようです。
準備が出来たとのことで、部屋へ案内される。中は梁が出ていたり、水周りはテラコッタがあしらわれていたり素朴な雰囲気。テラスへ出ると先ほどの林がすぐそこに。ここでの朝食は気持ち良さそう。

今日はディナーをここのメインダイニングで予約しているので、それまでタクシーでぶどう畑めぐりを楽しむことに。タクシーの運転手は英語が話せ、地図を出してここの畑に行って欲しい、あっちだ、こっちだと私たちのややこしいリクエストにも嫌な顔ひとつせずに応えてくれた。おかげでだんなさんが行きたかったヴォーヌ・ロマネ村のクロ・パラントゥー、私たちにとって思い出ワインを作り出したシャンボール村のグリアンシェ畑、ミュジニー、アムルーズ、ボンヌ・マール、他たくさんの畑をこの目で見ることが出来た。(注:小さな畑は看板ひとつ立っていないので、ここがそうかな?と地図で判断するしか無いのだけれど)憧れのブルゴーニュの偉大ワインがここから来てると思うだけで感激。只今余分なブドウの房や枝や葉を取り除く作業の季節らしい。最後にクロ・ド・ヴージョのシャトーで記念撮影してホテルへ戻る。

 
左上:リッシュブール
上:国道からぶどう畑を望む
左:リッシュブール上部のぶどう
右:ボンヌ・マールの看板

着替えてレストランへ。1列にテーブルが並んだテラスの席に案内される。もう8時だというのに外はまだまだ明るい。アペリティフにシャンパーニュをグラスで頂きながら手渡されたワインリスト、メニューを眺める。ワインリストは分厚くてだんなさんは実に楽しそう。私に渡されたメニューは女性用なので値段の記載なし。ワインはやはりブルゴーニュで飲み頃のが飲みたいけれど、割と新しいヴィンテージの物が多い。3つくらいに絞って若いソムリエに聞くとちょうど昨日開けたこれが良かったですよ、とクロ・ド・タール88を勧められた。それじゃ、それに合う料理・・と、メートル・ドテルらしいスーツを着た男性が現れ、英語でつらつらつら〜っと説明してくれた。(料理の画像内容はこちら)

シャンパーニュの続きを飲みながら可愛らしいアミューズを頂く。うーん、白ワインもやっぱり欲しいよねえ、と思っていたら別のソムリエがやってきた。白で何かハーフで良いのありませんか?と聞くとアラン・グラのサン・ロマンを薦められた。アラン・グラは日本にも入ってきてはいるけれどかなりマイナーな存在。1皿目が運ばれて、サン・ロマンを口にする。うん、美味しい!美味しいな〜、これどこで買えますか?と聞くと、「ボーヌでも売ってますが、生産者から買えばよろしいのでは?」とのこと。何と明日昼休みに彼が連れて行ってくれるという嬉しい提案!今回のブルゴーニュ訪問では準備に時間が無くてまったくドメーヌ訪問の予約が取れて居なかったので、こんな嬉しいことはありません。喜びの中でディナーは進んでいきます。クロ・ド・タールもいい感じにこなれて来ていて、幸せなディナー。周りを見ると、みなさん食事が終わってものんびりくつろいでらっしゃる。お隣の熟年カップルは女性がピンクのドレス、男性はJKの下に薄ピンクのシャツにネクタイ。みなさんシックでお洒落です。そのお隣のテーブルへフロマージュのワゴンサービスが。3つのワゴンに丸いテーブルが囲まれて、さながらフロマージュ攻撃。おなか一杯だし、デセールにするかフロマージュにするかと考えていたのですが、これはフロマージュを断るわけにはいきません。種類もそうですが1つ1つの塊の大きさが違う!さながらお店のよう。クラクラします。
明日は在ボーヌの方と約束しているので、早く寝なくちゃ。

Wine:
Champagne
Alain Gras, Saint Romain 2000
Mommesin, Clos de Tart 1988


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